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むくみの施術 〜太っている原因は『むくみ』だった〜
リンパ浮腫
リンパとは3つの総称
・リンパ管:全身網目のように張り巡らされているリンパの管
・リンパ液:管の中の流れている液体
・リンパ節:鎖骨、わきの下などに存在
リンパは体内で不要になった老廃物や疲労物質を回収して運ぶ「下水道」のような役割を果たしています。
リンパの役割
2つの大事な役割があります。
@免疫
・体を病気から守ります。
・リンパ節はフィルターの役割を果たし、病気にならないようにしています。
・リンパ球は一度戦った細菌やウイルスの性質を記憶し、同じ病原菌が再度侵入したとき、抗体を産生して生体防御をしています。
A排泄(老廃物運搬)
・静脈に入りきらないあふれた分の老廃物はリンパ管に流れ込み回収されます。
リンパ管の仕組み
上肢のリンパの流れ
下肢のリンパの流れ
リンパ浮腫とは
・リンパ浮腫は原発性(生まれつきのもの)、続発性(乳癌、子宮癌、前立腺癌などの手術後に起きるもの)に生じる「むくみ」の事です。
・腕や脚が太くなりますが、命には別状なく相談に行っても「しょうがない」で済まされてしまうことが多いものでした。
・周囲にも同じ疾患の方は少なく、自分だけが何故?と思い込んでしまう方が多いのですが、決してリンパ浮腫は珍しい病気ではありません。いくつかのポイントを抑えておけば決して恐れを抱く必要はありません。
・「リンパ管や節の先天性の発育不全、または続発性の圧迫、狭窄、閉塞などによって、リンパ流の阻害と現象のために生じた浮腫」とされています。
・先天的・原因不明による一次性、原因のある続発性に分かれますが、殆どが二次性で片側性です。
・患者数は約10万人と言われていますが、実際はその数倍と思われます。
診断:リンパ浮腫の進行とICG蛍光リンパ管造影所見の変化(山本ら)
リンパ浮腫におけるICGリンパ造影
治療法別比較表
リンパ浮腫のステージ別治療法
リンパ浮腫 最新治療
(1)リンパ浮腫吸引術(根治が見込める唯一の手術)
リンパ液を吸収しつつ肥大化した浮腫脂肪細胞を吸引して大幅に減量し、蜂窩織炎の発症も抑えることができます。
(2)リンパ管細静脈吻合法
大学病院を中心に行われる手術で、減量目的ではなく、予防目的と蜂窩織炎の発症を減らすために行われます。
当院の特徴 〜VASER超音波リンパ浮腫吸引術〜
- VASERを用いるとリンパ管、血管や神経などの温存すべき大切な組織の損傷が最小限で済み、余分な浮腫脂肪をどの吸引機器よりも比較的安全に除去することができます。特殊超音波「Vent-X波」による脂肪組織に対する固有振動波長で浮腫脂肪組織を選択的に乳化させます。そのため、内出血や他の組織損傷が比較的少なく済みます。
- 蜂窩織炎の頻度を減少させるとともに、リンパ浮腫四肢の太さを健側四肢に合わせてオーダーメイドデザインし、最大限に細くすることも可能です。
- VASER超音波リンパ浮腫吸引術はリンパ浮腫の術後再発を予防することが見込める唯一の根治術です。
- リンパ浮腫に対する脂肪吸引術はスウェーデンなど海外で実際に行われ、優れた成績が既に論文で発表されています。しかし日本ではまだ殆ど行われておりません。当院では、より低リスクで効果が大きい最先端のVASER超音波を、リンパ浮腫根治術として日本で初めて適用しました。
- オーダーメイドデザインと術後の合併症対策を万全にしつつ高度な医療技術と美容技術を融合させ、より高い次元での美しい仕上がりを目指します。
VASER超音波リンパ浮腫根治術とは


リンパ浮腫層の患部を断面で見ると、表面から皮膚(表皮・真皮)、リンパ浮腫脂肪層、筋肉層の順番に並んでいます。摘まんでみて掴める厚みが主に皮膚と皮下組織およびリンパ浮腫脂肪層です。


先ずは、脂肪吸引専用の特殊局所麻酔液(Tumescent液)をリンパ浮腫脂肪層に注入します。*全身麻酔をご希望される方には併用することも可能です。


麻酔液をリンパ浮腫脂肪層に充満させることで、一時的に浮腫層が膨張します。吸引されずに残った麻酔液は、術後には尿となって体外に排出され、術後の浮腫みもゆっくり時間をかけて元に戻ります。


従来の旧式吸引法では皮膚と筋肉をつなぐ繊維組織を断裂してしまいます。超音波を用いたVASERでは血管や神経などの大事な組織の損傷が少なく、主にリンパ浮腫脂肪層を安全に除去することができます。特殊な超音波「VASER波」の振動波長でリンパ浮腫脂肪層を選択的に乳化させます。そのため内出血や他の組織損傷が比較的少なくて済みます。


均一に乳化されたリンパ浮腫脂肪層は、刃のない特殊構造の吸引管「VentX」(国際特許取得)カニューレで根こそぎ除去されます。(従来の旧式吸引方法では、刃の付いたカニューレで削り取りながら吸引されるので、内出血や炎症等のダメージが強く出てしまいます。


繊維組織はゴムのように収縮するため、タルミが生じやすかった従来の吸引法とは異なり、寧ろタルミを改善させることも可能になりました。同時にリンパ漏を防ぐことで術後のリンパ浮腫の再発を予防します。


VASER波を用いた吸引の場合、部位や吸引の程度が高度だと、ドレーンという排液を促す管を留置させて頂くことがあります。ドレーンを使用した方がダウンタイムが更に短縮し、仕上がりを最高レベルに引き上げることができます。


術後、すぐにどれくらい浮腫脂肪が取れたかを確認して頂くことができます。その後ストッキングやサポーターなどで適切な圧迫を行い、数週間から数ケ月間継続して頂きます。お薬や術後経過などの説明を受け、徒歩でお帰り頂けます。
VASER2.0シリーズの超音波特性 VASERリンパ浮腫脂肪吸引システム
VASER LIPOの36KHz=36,000Hz(特許)高周波超音波プローブをリンパ浮腫脂肪層内でフェザーリングしながら放射線状にストロークさせるだけで、リンパ浮腫脂肪層のみがあたかもブドウの房からブドウのみを振り落すか如く遊離され単一化します。
=基本的には他の超音波とは異なり、熱傷の心配がまずございません。


VBASER超音波リンパ浮腫吸引 料金表

VASER超音波リンパ浮腫吸引根治術
当院施術と海外施術との比較

診療の流れ